我々が『悪』と呼んでいる物が『善』と呼ばれる『善悪の逆転した世界』

この世界では、生まれつき『黒きコウモリの翼』と『白き鳥類の翼』のはえた2種類の人間しか存在していない。

前者は『高貴なる黒き羽の者』と呼ばれる強力な『支配階級』を形成し……

『下賎なる白き羽』の者どもを『奴隷』として使役していた。

 

彼ら『黒き羽』は『傲慢』『怠惰』『欲情』といった考えを美徳とし

『偽善』を悪魔の所業として嫌悪している。

なかでも『七つの大罪』の一つである『愛』を信じた者は、

その判断能力を狂わせて感情だけで行動するようになり、この世界の繁栄を壊そうとする最も罪の重いことだとされていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……ここに一人の人間がいる。

彼は黒い羽の『ご主人様』の身分にありながら、奴隷に他ならない『白い羽』とあろうことか『愛』を育もうとしている。

やがてそれは、世の人の知ることとなった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『自由』の大罪

「この俺と同じ牢に入れられるとは、お前も運が悪いな」

 

 

 

 

 

『弱者』の大罪

「好きにするがいい。どの道、我はそう長くは生きられぬ」

 

 

 

 

 

『友情』の大罪

「僕は親友の遺志を継ぐ。そう決めたんだ」

 

 

 

 

 

『人権』の大罪

「うまれかわったせかいにどれいなどおりませぬよ」

 

 

 

 

 

『正義』の大罪

「やつの言った正義を……一番信じたかったのは俺なのに!!」

 

 

 

 

 

『平等』の大罪

「白い羽も黒い羽も関係あるか!俺はただ政宗を助けたいだけだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、『愛』の大罪

「俺は……お前のためなら何だって出来る。それが、例えどんなに罪深いことでも……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7つの『美徳』

『黒き羽』の者たちの支配

『教団』

『大邪神の鎧』

いままさにこの世界全体は、

聖書の謳う『最後の審判』を迎えようとしているのか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ!貴方も愛を……信じてるんですって?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 BASARA/MATRIX coming soon...

 

 

 

 

 

むしゃくしゃしてやった。一応反省している。