Favorite Food


九耀「キャラクター紹介見たときからずっと気になってたんだけどさ。会長だけ好きな食べ物の欄が空いてるんだよね。さみしいよね」

阿門「淋しい、か。考えたこともないな」

九耀「そう言うと思ったので、俺が会長の好物を考えてあげることにしました」

阿門「……貴様には関係のない話だろう。そもそも、それでは好物にならん」

九耀「大丈夫、今から決めるのを好物にすれば問題ないから」

阿門「問題だ

九耀「(聞いてない)ああ、ちなみに牛乳は対象外だから。被るから。何がいいかなー。こう、会長の無駄に滲み出てる威厳とか圧迫感とかカリスマとか、名前だけでそういうのが連想出来るトラディッショナルな食べ物が理想だよねー…………納豆?」

阿門「何故そうなる」

九耀「何故って……うーん。確かにこれだけじゃ印象が地味か。会長の好物だもんね。じゃあ、梅肉入り茶碗蒸し味納豆なんかどう?梅肉入りだぜ。梅肉。まあ凄い。ちょっと一工夫を入れるだけで納豆がこんなに豪華に!」

阿門「想像するだけで胸焼けがする。それと納豆から離れろ」

九耀「納豆は嫌いですか?」

阿門「嫌いではないが、好物というほどではない」

九耀「ゴージャス仕様でちゃんと金箔もついてるよ」

阿門「不要だ

九耀「えー。じゃあ金箔は外すから、嫌いじゃないならそれでいいじゃん。もう面倒だし。そういう訳で会長の好きな食べ物は梅肉入り茶碗蒸し味納豆に決定ー。はい拍手ー。これから会長に貢物をするときは梅肉入り茶碗蒸し味納豆を贈るようにお願いしまーす」

阿門「だから、勝手に決めるなというに」





神鳳「さすが阿門様。口になさる物も常人とは一線を越えたものなのですね」
皆守「カレーのほうが美味い」

阿門「早速信じるな、そこ」